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京丹波町で食べられる学校給食に関して取材をしてきました☺️
京丹波町は農業が盛んで
畑も田んぼもとても身近な農村地域
そんな京丹波町の小学校、中学校で食べられる給食は
各地区の栄養教諭さんが献立を考えて
各地区の給食センターで作られ2〜3校へ配達されます。


私が取材して驚いたのは
想像よりも多くの野菜が京丹波町産だということ!
『できるだけ地元の野菜を使っている』とプリントには
書いてあったけど、実際どれくらいなのかな?
と思っていましたが
米は100%京丹波町産のキヌヒカリ
(私が小学生の頃は半分ほどパン食でしたが今は月2回だけパンで、パンも地元産ではないけど国産100%だったりもします)


椎茸、はたけしめじ、にんじんは
通年を通して地元のものが使われ
小松菜、ほうれん草、チンゲンサイ、ねぎ、ジャガイモ、玉ねぎ、キャベツ、白菜、大根、枝豆
などなど季節の野菜が収穫できる時期は地元の野菜使い
野菜だけでなく調味料やヨーグルト、ウインナーなど季節に合わせて
仕入れられるものは地元で作られたものを使うので
ほとんど毎日地元の食材が数品使われています。
そして年に3回程度「味夢くんランチ」と名付けて
ほとんど全て、地元の食材で作られた献立も登場します。

もう一つ驚いたのは
このように多くの地元野菜を子供達に届けるために
子供達のことを想って
いろんな大人たちが努力しているということ。

コスト的なことよりも「美味しく安全な地元野菜を届ける」ことを重視して
京丹波町が好意的にバックアップしている背景。

もともと販売のために小さいサイズでしか作っていなかったチンゲンサイも
給食に使うために大きなものを作るようにしてくれた農家さんをはじめとする
地元の農家さん。

一つの献立の中に使う野菜の種類が増えるとそれだけ調理の手間も増えるが
手間を惜しまず調理してくれる調理員さん。

季節や栄養バランスを考えて献立をたて
野菜の手配や段取りをしてくれる栄養教諭さん。

などなど多くの人が子供たちを思って携わってくれているのをすごく感じました。

地元野菜を使うメリットはたくさんあります。
給食を通して故郷の味、食を感じ郷土愛が沸くのではないでしょうか。
美味しい野菜、お米が当たり前になりすぎて学生時代は気づかないかも知れないけど
大きくなってもっと広い世界に出た時に気づくのではないかなと思います。

そして地元の季節やさいを取り入れることで
栄養価も高まり四季折々の食事を感じることができます。

美味しく食べられるけど、規格よりも大きく育ってしまい
販売できず本来なら捨てられてしまう
<もったいない野菜>
を給食では使うことができますし
地元野菜は運搬距離も短いので環境負担も減らせます。

ただ、給食となると大人数用のたくさんの野菜を確保しなくてはならず
小さい農家さんから野菜を買い付けているのではなく
農家グループにお願いして確保する点や
献立は2ヶ月前に立てておくので家庭の献立のように
「今この野菜がたくさんあるから、今日はこの献立にしよう」
という決め方ができないことなど
フレキシブルに行かない点もありますが
いろんな制約の中で最大に地元野菜を使う試みがされているのを感じました。

このような取り組みは、野菜を育てていない地域では実現が難しく
京丹波町だからできることだなと感じます。
これからも農家さんが元気で
地元野菜を小さい頃から食べ続けられる環境が続くといいなーと願い
多くの大人が子供のためを思って携わっているのを知り感動した取材でした☺️